当院に寄せられる質問で多かったものについて、当院院長・千原直人がお答えします。
今回の質問は、
「大腸カメラと胃カメラ、どちらが辛い・きつい検査ですか?」
という質問です。
千原先生の解答はこちらです。 (先生のプロフィールは、こちらからご覧ください。)
やはり、人によります。
咽頭反射が強い方は胃カメラが辛いと思いますが、極力咽頭反射を抑える静脈麻酔を使ってます。
大腸カメラに関しては術後の腸の癒着があったり、腸が長い方などは挿入に苦労する事があります。これも極力鎮静剤を使ったり体位変換等を行って痛みを軽減します。また、水浸法というやり方を行ってます。
内視鏡の先端から水を注入する専用の機器を使い、空気の代わりに水を潤滑剤として内視鏡を挿入する検査法となります。必要に応じて水を注入したり吸い出したりしながら内視鏡を進めていくため、空気注入と違って腹部の膨満感がありません。
また、注入した水によって摩擦が減って浮力が生まれるため、内視鏡の挿入もスムーズになります。水を使うと無理なく腸内をふくらませることができるため、腸の形がねじれている場合でも痛みなくひだを広げ、腸全体の検査が可能です。また、炭酸ガスを使うことによって腹部膨満の痛みも軽減させています。
当院で内視鏡2回目の方はその方の傾向を把握してますので、
1回目より2回目の方が確実に楽に行えるよう対策しております。
お悩みの時は、お気軽にご相談ください。
本日の記事の写真は、千原先生が自ら大腸カメラ検査をセルフで行なっているところです。動画はこちらよりご覧いただけます。
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