当院に寄せられる質問で多かったものについて、当院院長・千原直人がお答えします。
今回の質問は、
「検診でやる便潜血検査は有用なの?」
という質問です。
千原先生の解答はこちらです。(先生のプロフィールは、こちらからご覧ください。)
検診のときに行う便潜血検査とは便の中に血液があるか調べる検査です。
血液があると陽性(+)になります。 便潜血検査が陽性になる確率は論文にもよりますが約5~10%で、がん発見率(陽性的中率)は0.10~0.20%です。 痔などがある方は偽陽性となることもあります。 陽性的中率が非常に低い検査です。
先日毎年のように便潜血検査を受けている患者さんが今年初めて陽性となったため初の大腸内視鏡検査を行いました。その結果進行大腸癌が見つかりました。
すでに進行してたのです。この事を考えると便潜血検査は信用性に欠ける検査ですので、しっかりと癌を見つけるためには大腸内視鏡検査を強くお勧めいたします。
お悩みの時は、お気軽にご相談ください。
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